ヤマハ発動機(株)が、2018年12月期の第1四半期の連結業績を発表した。同社の当第1四半期連結累計期間の売上高は4,056億円(前年同期比195億円・5.1%増加)、営業利益は412億円(同39億円・10.5%増加)となった。
これは、新興国二輪車、マリン、産業用機械・ロボットの収益性改善が進み、円高の影響を吸収したことでの増収・増益によるものである。
経常利益は401億円(前年同期比7億円・1.7%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は324億円(同6億円・2.0%増加)となった。
なお、当第1四半期連結累計期間の為替換算レートは米ドル108円(前年同期比6円の円高)、ユーロ133円(同12円の円安)だった。
産業用機械・ロボットのセグメントの売上高は163億円(前年同期比41億円・33.2%増加)、営業利益は42億円(同23億円・115.2%増加)となった。新工場稼動による供給能力増強により、サーフェスマウンタやロボットの販売台数が増加したことによる増収・増益である。
2018年12月期の通期連結業績予想は、2018年2月13日の前期決算発表時に公表した予想(売上高1兆7,000億円、営業利益1,500億円、経常利益1,550億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,030億円)を変更していない。
また、通期の為替レート、米ドル105円(前期比7円の円高)、ユーロ130円(同3円の円安)の前提も変更していない。